ちびまる

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【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その4

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その1 - ちびまる
【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その2 - ちびまる
【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その3 - ちびまる

からの続きです。

PART2 大胆に発想し、緻密に進める

◆名だたる起業家でも見抜けなかった「歴史的失敗」

P.58~62、ここでは、

セグウェイは、誰もが画期的な発明と思い投資を行ったが実際のところは、
鳴かず飛ばずに終わった「偽陽性のアイデア



アメリカドラマ「となりのサインフェルド」は、
試作段階で誰もが失敗作だと酷評したにも関わらず、一人の重役の後押しで
国民的大ヒットへと飛躍した「偽陰性のアイデア



両者共に、多くの人がアイデアに対し判断を誤ったが、適切に見極めた人物もいた。
このことから、



オリジナリティを阻む最大の障害はアイデアの「創造」ではなく、
イデアの「選定」であり、
斬新なアイデアの中から、適切なものを上手く選び出せる人がいないことが問題
である。
と問題提議していました。



PART1で、誰でもオリジナルな人になることができるとの解説を受けて、
ワクワクしたのも束の間、
オリジナルな人になれたとしても、それをヒットするアイデアとして適切に選べる人がいないという問題。



オリジナルな人への道“初めての壁”来ました。




◆自信過剰のベートーベン

P.62~68、
そもそも発案者が自身のアイデアを客観的に評価することは可能なのか?という疑問に対し、
本書では、NOと結論づけています。



自分自身を評価するときには、えてして自信過剰になる傾向があるそうです。
イデアが浮かび「これだ!」と思った瞬間に興奮や、達成感で舞い上がってしまい、
“確証バイアス*1”に陥り、受けての好みを知った上でもなお過大評価してしまうそうです。



本書を読み始めて、私自身も友人とやってみたいビジネスのアイデアが浮かんで
「これなら失敗してもやってみる価値がある!」
「きっと上手く行く!」
って舞い上がって、リアルタイムで鼻息荒くなってました(笑



欠点に目を向けて、一つ一つに対策案も立ててはみましたが、
この状態だとスコトーマ*2も多そうですし、怪しいですね。



次の項目では、
その上でどうしていったら良いのかを解説してくれているようです。
明日以降また読むのが楽しみです。


ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

*1:長所ばかりに目を向けすぎて、限界や欠点に関しては無視したり過小評価したりしてしまう思い込み

*2:心理的盲点