【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その3
【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その1 - ちびまる
【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その2 - ちびまる
からの続きです。
PART1 変化を生み出す「創造的破壊」
◆「オリジナルな人」とは
◆本当のリスクは何なのか
P.36~56、ここで紹介されていたのは、
オリジナルな人とは、
私たちが思うより、ずっと普通の人であるということでした。
というのも、
オリジナリティを発揮するためには、
徹底的にリスクを冒すことが必要と思いがちですが、
実のところ、そうでは無く、
リスクを恐れず本業を辞め、“起業に専念した起業家”よりも、
アイデアの実現を過信せず、リスクを何とか避けるため、“本業を継続させたまま起業した起業家”の方が、失敗の確率が33%も低かった。
という研究結果があるように、
後者のように、より成功を収めているオリジナルな人は、向こう見ずに飛び込むのではなく、
むしろ、リスクを避けるための対策を取り、安全網を設置しておくような
リスク回避型の人間である。ということでした。
日本のことわざに
「虎の威を借る狐」
という、ドラえもんで言うところのスネ夫のように
強い者を頼って威張る小者の例えがありますが、
一見ずる賢いように見えても
スネ夫は、威張ることで自分一人が避難を受けることをリスクと捉えて
自分よりも強いジャイアンという安全網を張ることでリスク対策をとっているって考えると、
リーダーシップを取っているのはジャイアンですが、
スネ夫の方が起業家向きなのかもしれませんね(笑
話を戻して…
また、オリジナリティというのは、
不変の性質ではなく、自由に選択できるもの
とも紹介されています。
これは、
昨日の記事で、オリジナリティとは、
既知のものを目の前にしながら、新たな視点でそれを見つめ、
古い問題から新たな洞察を得ること。(温故知新)
とお伝えしましたが、
これも結局は生まれ持った才能とか、そういうものじゃないの?
という、疑問に対する回答に当たると思います。
そもそも不変的と思っていたことに対して、疑問を持ち、
新たな視点を取り入れることで、変えられることはある
という考え方を持ちさえすれば、
たとえ今までが、ありのままを受け入れがちだったとしても、
今からでもオリジナリティを持つことは可能ということだと思います。
リスクを冒す大胆さを持っているわけでもなく、
アイデアに気づくまでは、ごくごく一般的な人間。
これが、オリジナルな人=普通な人という理由だと思います。
ただ、この章の最後に、
私たちと同じように不安や恐怖を感じ、大して差もなく普通な人でありながら、
“オリジナルな人”となった人は、私たちと何が違うのか?という疑問に対し、
それは、「それでも行動を起こす」ということ。
と紹介されていました。
要は、「 “やる” か “やらないか” 」。
かっこいいかよ!!!
そんな人間になりたいものですな。
【ORIGINALS ~誰もが「人と違うこと」が出来る時代~】 その4 - ちびまる
に続く。